ちえこ風呂具

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小さな彼と小さな命

今日近所の小学生の子達とお出かけをしました。出かける前にHくんがネズミを拾ってきました。ハムスターとかではありません。野生の子ネズミです。
元気のないネズミを持ちながら出かけようとするので置いていこう、と言いましたら「死んだらどうしよう」と言うのです。
私はこれは死ぬかもしれない、と思いながら「大丈夫だから」と無理やり*1引っ張って行きました。正直、彼が居ないうちに移動していなくなってるかも、と思いました。
そして帰ってきたら死んでいました………。
落ちこむ彼。そんな彼を見て落ちこむ私……。
後で一緒に墓を作ってくれたもう20代半ばのHちゃんが「私って非情かもしれない」と言っていましたが、いや、私も一緒だよ。
大人になると、生きているもの全てに全力で情をかける事が出来なくなって、命に順位をつけてしまう。私にとってネズミはHくんを病気にしてしまうかもしれない病原菌で、Hくんと同じように情をかけてあげることができない。しかし彼にとっては学校の同級生と同じぐらい、そのネズミは大事な友人なのだ。
たかが小さな命。されど一つの命です。

*1:他の子も待っていたからね…しかし男の子と違って女の子は強い…。死んでも全く同じてない。