ちえこ風呂具

日々の事とかTOKIOとか織田信成君とかフィギュアスケートとか

彼に指針を与えるのは書物である。彼に快楽を与えるのは音楽である。

ずっとほしかった雑誌のバックナンバーを手に入れようとして失敗した本日の私は、無駄なことをしたようなそうでもないような、複雑な気持ちで一杯です。ほしかった雑誌は「ダ・ヴィンチ」のリーダーが特集で出いていた号なんですが、まさかリーダーが2回もダ・ヴィンチに登場していたとは知らずにね、検索で引っかかった号を「これだ!」と思って購入してしまったわけですよ。そしたら1995年の9月号を購入してしまってね、実際に欲しかったのは1999年10月号だったんですけれども気づいたのは本が届いた時だったという…あぁ…。
ところで内容は「思春期に「性」の目覚めになった一冊」でリーダーは武者小路実篤の「愛と死」を紹介してるんですが、この書評がいいです。この小説に対する、彼の素直な熱い気持ちがすごく伝わってきます。特に感銘を受けたのがこの一節。

すごくいいんです!どこを読んでも「わあ、わかる」って気持ち。そしてやっぱり人を愛するときには誰でも純情になるんだ、自分が自分でいるためには、自分の心を信じて、純粋に愛せばいいんだって思えたんです。

熱い!20代半ばで若かったこともあるんだろうけど、リーダーって好きなものに対しての言葉が熱いのよね。一言なのに熱い!みたいなそんな感じ。まあ、リーダーの文章は1ページだけだったんですけどねー、1ページしかいらない雑誌に送料込みで1200円出してる私って…どうなの?(苦笑)
 ちなみに「愛と死」は1999年10月号でも紹介してます。いや、同じような文章かどうかはわからないんですけれどもね。それも即頼んじゃったわよ。だって「痴人の愛」の書評が読みたかったんだもん。
正直言って、城島茂のパーソナルな部分をよりよく知ろうと思ったら、今出ているような雑誌やテレビだけではどうしても足りません。バラエティタレントとしてのパブリックなイメージがぴったり張り付いていてどうにもいけてない。彼は外側から求められる城島茂というキーワードに対して、それを踏まえつつ気持ちと表情を上手に切り替える事ができるタレントですが、あまりにも切り替えがうますぎてファンとしてはなんだか物足りなかったりするんですよね。だってファンってタレントに対して「もっと知りたい」「もっと近づきたい」って思うわけじゃないですか。でも彼はあまりにもうまく距離をとりすぎているんですよ。もちろん、そういう大人で分別のある彼も好きです。一人の男性として尊敬もします。
でもやっぱり私としては寂しさを紛らわすために六法全書も読んじゃう、聖書も読んじゃう城島茂に会いたいのです。そのためにはちょっとぐらいお金がかかってもいいんだもん。