ちえこ風呂具

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光とともに…7話

「もえちゃんと約束したんです、かけっこのねずみーマーチを踊るって!」
運動会でかけっことねずみーマーチを踊る事になり、練習を始めるが、頑張りすぎてしまう幸子。そして反抗期に入った光君。仲良くしようとかまってくれるもえちゃんに思わず上記の約束をしてしまう幸子だけど、でも運動会でかけっこをするのも、ねずみーマーチを踊るのも光君なんですね。そして光君は理屈や外側の人間の想いでは動かないわけです。彼は親の期待に必ず応えてくれる子供ではありません。応えようにもその期待というものすらわからないのですから。
幸子もそれを頭ではわかっていても、心まで納得させることが出来なかったんですね。で、ヒステリックに光君を思うようにしようとするわけですが…結果里緒先生から「運動会は諦めましょう」と言われてしまいます。がっくりくる幸子ですが、実は「諦めないといけない」のは光君ではなくて幸子自身に必要な事だったんですね。それを里緒先生は察知して、「運動会に参加しない」と言う事で幸子の期待にブレーキをかけたのでした。
で、実際は光君は運動会の参加をやめることになったわけではありません。いろいろ画策を始める学校の先生達、いいなあこんな学校。
桜先生の「光君の為に努力する事は、他の子供達にとって絶対役立ちます」という言葉はすばらしいです。いや、桜先生の身振り手振りは言葉よりも分かりにくい気はしますけどね(笑)。
子供達の言葉も胸に染みました。
「出来なくてもバカにしたりしない」
この言葉が、出来なかったらどうしよう、と不安になっていた幸子をどれだけ勇気付けたでしょうか。
そしてもえちゃんともえちゃんのママは、これからが大変ですね。今まで素直に親の期待に応えてきた分だけ、応えてくれるのが当たり前と思っていた分だけ、すれ違いが大きいのかもしれません。
ところで塩メロン味ってなんだー!おいしいよってうまいんかい!
追記です。
引っ掛かりを感じるところを思い出したので。
もえちゃんはどうして光君に対してあそこまで執心しているのか…もしや…恋?いや、違うと思うんですけど(笑)。そういえば「光君になりたい」と言っていましたね。東家の家庭環境がうらやましいのでしょうか?努力をしなくても、ありのままに自分を受け入れてくれる場所を無意識に求めての行動でしょうか。
「光君と残って練習だったの。でももえは塾があるから帰ってきたの…お母さん、嫌い」(ママだっけ?)に彼女の気持ちが現れているのかもしれません。母親が歩み寄ろうとした途端のこの言葉は厳しいですが、でも、もしかしたら母親が子供に歩み寄ろうとしたからこそ、彼女はストレートにものを言えるようになったのかもしれません。