ちえこ風呂具

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災害と情報

今回の震災に対しては情報の量が半端じゃなく、ネットで情報をチェックしていると何が本当で何が嘘なのかが判別つかなくなることがあります。
昨日、知り合いの女の子からチェーンメールがやってきました。関西電力で節電呼びかけのチェーンメールでしたが、問題はこれを関西電力に勤めている別の知人にも送っていたことです。その別の知人は慌てて「そんな情報は社員でる私の耳には一切入っていないし、情報が確かかどうかを確かめて!」と返信した結果、実際はそれで誤情報が早く発覚してよかったのですが、無知の善意は本当に怖いです。
この問題について「節電はいいことだからいいじゃないか」という人もいると思います。確かに節電はいつしたっていいもんね。やらなくて困ることってないもんね。でもそれに災害を絡めるようなやり方が不謹慎であることも、重々承知していただきたいです。誰かのために何かをしたいと思うのならば、相手にとって何を必要なのかを把握すべきです。不必要な善意の行動はただの自己満足にすぎません。枝野官房長官は国民全員への節電を呼びかけましたが、それも関西にとっては今、直接必要なことではないのです。今の電力が直接東北に届くわけではないのです。私たちがすべきことは「いつなんどき「関西にも節電をお願いします」と言われても大丈夫なように心掛ける」ということなのです。
今回の震災について、被災者ではない方の大半が「何かできることはないのか」と焦る気持ちがあるのは当然の事です。実際、私自身もこの数日「今、私に何ができるのだろうか」と考えました。被災地に向かうのか、救援物資を送るのか、献血を行うのか、それとも情報を流すのか…しかし結果は募金しかありませんでした。それが被災者の方に一番きちんと届く「支援」であると実感しました。それ以外は今はつらい気持ちをぐっと我慢するしかないのです。
そして、今生きるすべての人が無事で安全でありますように。亡くなった方が少しでも安らかでありますように、そのことを祈っています。