ちえこ風呂具

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人生に勝つか負けるかは

昨日の記事で書き忘れた事がありました。
結婚は若いうちにしておけと、言う人がいます。若いうちでないと女性は魅力が無くなって、どんどん結婚できなくなるから若いうちに探しておきなさい、と。うっかりすると晩年に婚活しても無駄みたいに言う人がいます。
そう言われる度に、アラフォーである自分の人生失敗みたいな、腹立たしいし空しいし、でも若い人はキラキラしてるし、でも自分の若さは戻せないしどうしようもないし、ぐわーっとどうにもならないマグマみたいな感情が湧いて出てきます。
確かに恋愛は若いうちからしておいたらいいこともあると思います。でもこれは別に、男性が若い子が好きだからとかそういう意味ではなくて、
まずみんなが恋愛初心者のうちに恋愛していると相談しやすい
からです。相談とかしないで恋愛してると長いどつぼにはまりやすいです。30過ぎたらすんごい初心者っぽい事あんまり言えなくなったりするし、変なプライドも出てくるし、そして失敗して落ち込んでそして何年もした後で「あーしまったなー、あんときあの人に悪いことしたなー」って思います。あと彼氏ができる機会を自分の無知で減らしてしまうのも、恋愛したかったり、結婚したいならもったいないことです。
ただ、ホンマに人生勝つか負けるかは結婚で決まるものでも、子供育てたから決まるものでも、そんなもんでもないと思う。
うちの母方の親族を見ているとホントの本気で思います。私の母方の親族は長女の母を筆頭に4姉妹で構成されているわけなんですが、皆それぞれすごい波乱万丈やもん。きっとおかんの姉妹で渡鬼ワンシーズンできると思うよ。
未婚で後悔する理由に孤独*1を上げる人も結構いますけど、後悔しないで済む人生なんてないんです。私は今の生活を、自分が今後悔しないためのベストを選んできたつもりですけど、それでも後悔します。
特に最近私の周りで大病を患ってそのまま死を迎える人が増えて、それでいつも私はそこに関わりたいと思って介護とかをやってるわけですけど、それは私自身が亡くなった後で「ああしてあげればよかった」と後悔しない為です。だからいつも精一杯の事をやってきてるけど、でもいつも「あそこでああしておけば」と後悔します。でももうできないから仕方ないし、精一杯やったから納得もできるんです。
他にも37年生きてきて人生まだまだな割には、あそこであれを選んでおけばとか思う事は山ほどあります。例えばですね、私が今の仕事についたばかりの頃で派遣社員で「このままこの会社にいてもいいんだろうか」って悩んでいた時に、たまたま親類からコネで正社員の伝手があるって教えて貰ったことがあります。でも伝手で正社員になるっていうのが嫌だったのと、まだ仕事を始めたばかりで逃げる事が嫌で、結局断ってしまったわけなんですけど、年取ると「あ〜あそこでなんで意地になってしもたんやろ…アホやな、要領悪いことして」って思います。でも今の会社で仕事を踏ん張って続けた事で学んだことも沢山あるから「それもまたよし」と前を向いていけるわけです。というかもし今その頃に戻っても、結局今の会社を選んだと思います。だってそれで得たものはすごく大きいと思うから。
でもそこで他人の言葉に振り回されて、結果納得がいかない事をしてしまったら、失敗した時に相手の所為にしてしまいます。
だからもし道に迷ったら、自分の今できるベストを選んで欲しいと思います。迷ってもいい、悩んでもいいから「今ここでこうするんや!」と自分で決めた事をやってください。
そんで結婚しない人生を選んでもええやん。そんで「やっぱり結婚しとけばよかったな」って思ってもええやん。ほんでそこから確率の悪い婚活やってもええし、さみしい思いをしても、それでアホな事やっても、それも自分の人生やもん。犯罪さえ侵さないなら、今後悔したくない方を選べばいいんやと思う。そんだら自分でわかるやん。
「あ、そっか、あんときあった事はこういう意味やったんやな」って。
とにかくそういう事を書きたかったわけです。あと家族に迷惑かけてもいいと思う。というか家族に迷惑かけない人生なんてそんな簡単ちゃうし、するつもりなくてもやってまう時はやってまうし、揉めるときは揉めます。でも基本自分の人生は自分で片付けるつもりでいるなら、そんなトラブルもなんとかやってけることもあると思うので、家族に迷惑かけるから結婚するとか言うのナシで。

*1:さみしいでしょ、とかね。