ちえこ風呂具

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誠意とは。

あの、1月末にね、恋愛ゴシップでね、なんかやっちゃった方の話です。私はジャニーズが好きな割には芸能ニュースはほとんど見ないし、偶然NHKのニュースも見損ねていたので知ったのはたまたま読んでいた女性アイドルのファンの方のブログでした。
それはなんだかもやもやするネタで、もやもやするよなあ…このもやもやを意見としてあげたいなあと思って、連休中にいろいろ調べたり、自分の頭の中の情報をがりがり手帳に書き殴ったりして、実は下書きにも詳しい内容も入ったアップするだけの文章が残っています。でも何となく途中でもういいやっていう気持ちになりました。彼女の事は私には関係がないのだ。多分、すごいきっかけがない限り彼女達の作品を買ったりすることもないだろうし、彼女に会いに行くこともないだろう。そんな部外者が語って何かおもしろい事があるはずもない。
でもやっぱりもやもやして、どうして彼女の姿や彼女のファンに人達にあんなに不愉快な気持ちになるんだろう?違和感を感じるんだろう?と思いながら今日まで過ごしました。それで気付いた事を書いておきます。
彼女は、恋愛ゴシップが出てしまって、グループのルールに反してしまいました。私はアイドルの恋愛の事についてどうこう思う事はないし、彼女達のグループにおけるルールが良いか悪いかということや、その不完全さについてもあえて問題にはいたしません。ただ、彼女が思い余って自分の髪の毛を刈ってしまった事は、決して覚悟が良いことでも、誠意でもないと感じました。
私がすごく違和感を感じたのは、彼女が記者やファンの前で謝罪する前に、先に自分を罰してしまったことでした。そしてそれを動画で配信してしまった事です。私はこれを人権侵害とか、パフォーマンスであるとか、やらせであるかとかそういう事とは違うところで「おかしいよなあ」って思いました。
その「おかしいよなあ」という思いがどこかでリンクしている気がして、ふと思いました。
これは、犯罪者が捕まる前に自殺した、というニュースを見たときの気持ちに似ている
と。
彼女がルールを犯した事の重大さやファンの気持ちというのは私にはわからないけど、彼女は誰かに罰せられる前に、自分で自分を罰してしまった。責めたい人達がいないとことで、先に自分を罰してしまった。それもあんな若い女の子が悲惨に見える形で。それは、周りの人間を黙らせるのに絶大な効果を生みました。あんなに悲惨な姿を見てしまったら、誰も面と向かって責められない、ちゃんと罰する事ができない、そういう状況を作ってしまいました。
責められない、ということは許すこともできない、という事です。周囲をそういう宙ぶらりんの情況に置いてしまった彼女に、私たちが考える誠意はあったのでしょうか?それをアップロードした大人の人達にもあったでしょうか?
私は、もし自分の好きなタレントが何かしらの罪を犯してしまってそれを認めるのならば、やはり先に私たちや迷惑をかけるであろう周囲の前で頭を下げる事をしてほしいです。
それが私が思う誠意です。