ちえこ風呂具

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ARASHI LIVE TOUR 2013 LOVE 11/8 名古屋公演

今更なのですが、去年11月に行われた嵐のコンサートの感想を書きました。実はもうかなり前に書いていました…でも寝かしてまして、たぶん最初はもっといろいろ書くつもりでいたようです。が、もう公開してしまいます!なぜならもう今はこれ以上書けないからです、ははは、寝かしすぎてしまいました(笑)


さて、ここからは去年の年末に書いた文章に多少色を付けたものになっています。
このコンサートを見てあらためて嵐について、というか私の中の嵐というものの存在についてすごく考えてしまいました。嵐のコンサート、というものについては沢山の期待と、そして想像があって、でも私はファンではなくて、そして今の嵐のファンにはなれない、そんな事を公演の後で感じました。
なんかね、コンサートに行ったらファンになれるんじゃないか、と思っていたんですね…たぶんね。キラキラしたものに触れてわーっと高揚して「嵐大好き!」ってなるんじゃないかと、そういう期待をしていました。だって、超プレミアチケットですよ?!もう次の年からはいつ行けるかどうかわからないコンサートなんですよ!?それだけすごい倍率があるぐらいなんだからそれだけすごいものが見れるんじゃないのか!という期待を、すごい期待をしていたんですね。その期待が大きすぎたんだと思います。
正直に言うととてもよくできた、完成されたコンサートでした。構成がすごくよく練られていて、嵐の観客を楽しませよう、という気遣いが随所に見られました。なのでコンサートそのものはとても楽しかったです。
でもすごくアウェー感があって、そのアウェー感というのは他のTOKIO以外のジャニーズのコンサートでも感じる事なんですけれども、それが一番大きかったのが今回のコンサートでした。なんと言えばいいのでしょうか、すごい、周りは盛り上がっているんですよね。周りの客席は舞い上がって湯気が出そうなぐらいのぼせ上がっているわけです。でも私の中に嵐という存在に対する高揚感みたいなものはほとんどなくて、純粋にコンサートそのものとしてしか楽しめないでいるんですね。そこに大きい壁があってその壁があまりにも大きすぎて、こんなに盛り上がってるのに全然そこに入れない自分ってなんかおかしいんちゃうやろか…と思うぐらいでした。なんせ私以外の嵐のファンではない同行者はみんな盛り上がってましたからねー…うん…。
それはコンサートが終わった今でもずっと感じていて、実は今も一人では嵐の曲はあまり聴けずにいるぐらいです。聴くとその時のアウェー感がよみがえってきて疲れてしまうんですねー。
ここからは舞台セット等のネタバレが入るの…と、ちょびっと苦情っぽい事を書くので隠します。
私の席は舞台から見て左側の2階でした。舞台は前方以外に、丸いセンターステージとバックステージがあって、センターから十字状になっています。メンバーは主にセンターステージとバックステージを使っていました。モニターは前に巨大モニター1枚、両脇に横長のモニターが2枚ありました。あとバックに2枚で全部だったと思います。このモニターは開演前に番組のCMと、途中でコンサートの途中で観客が踊るダンスの振付講座とかやってました。両脇の横長モニターは開演前はメンバー肖像画らしきものが映っていて、たまーにウィンクしたりしていました。このウィンクの回数がなぜか翔ちゃんだけ多くて「なんで??」って思いました。他のメンバーが動くのを探していて目が疲れるっていうね…でも退屈凌ぎにはなったんじゃないかなあ。途中までぼーっと見ていましたが、なんかいつもと違うなーって思っていて何が違うんやろって思ったらあれですよね、バックミュージックが流れてないんですね。音楽が流れてると私は体を揺らしたりしてしまうんですけど、映像だけだと体動かさないのでなんか手持無沙汰になってしまったような、そんな感じがしました。
私の席からはセンターからであればメンバーが見えるのですが、側面なのでダンスのフォーメーションとかはさっぱりでしたしバックステージに至ってはほぼ見えませんでした。前方のステージも結構見づらかったです。ドームってやっぱり広いんですよね。尚且つモニターの映像もちょっと…私が見たいものと違っていたと思います。はっきり言うと私は嵐のダンスが見たかったんだと思います。顔…じゃないんだよねー…ダンスが見たかったの。テレビで見てるダンスを、コンサートで思う存分堪能できると思っていたらなんか違うかった…それが多分一番私の中で消化不良を起こしてる部分なのかもしれません。これはKinkiのモニターがすごくよくて、ドームで後ろ側に居ても、アリーナであんまりステージが見れなくても、二人のダンスを存分に楽しめるようなモニターの使い方をしていて、その記憶が強すぎて「なんでやねん??」って思う部分がすごく増えたのかなー…とか思います。まあKinkiは二人しかいないので映しやすいっていうのもあるかなーと思います。5人だとどうしてもフォーメーションとかがあるのでどこから映すか、という部分も難しいのかな、と。後、音があんまりよくなかったのもしんどかったかなー。歌っている歌の歌詞とかね、歌の合間の煽りとかね、コメントとか、そういうものが本当に聞こえづらかったんですよね。
もちろん、感動するところも随所にあって、特に最初に入るVTRの5人の映像がそのままソロに繋がる、というところは秀逸だったと思います。コンサートのソロ曲でVTRを使う演出はにうすさんも使ってるのに、なんだあの凝ってる感は??なんだろ、あれで5本ドラマが出来るぐらい作られてるんですけれども…。あとハートやLOVEの風船の中にライトを入れてセンサーで色変えするとか、色々考えつくされているなあ!と感動するところも沢山ありました。ジュニアの使い方も良かったなあ。花道に穴をあけて落ちていくところとか、好きでした。階段下りていったりすると裏側が見えてしまって、まあ素の部分が見れて嬉しい反面、緞帳の裏側めくれているような何とも言えない興ざめ感を感じる事もあるのですよね。それ以外でもジュニアを一つの演出として使う、というのはすごく良かったと思います。
あと何の曲だったかな?5人が赤ちゃんになる映像のコントとセンターステージにそれぞれのメンバーの小さい頃が映し出される、というのもカラフルで楽しかったです。
もちろん、最後のドームが生まれて地球になって地球から5人がそれぞれ上がってくる、というこれどうなってんの演出もすごかったですねえ。
なんかねえ、緻密に緻密に、考えているんですよね。真面目な嵐らしさをすごく感じるんですね。で、それが行き過ぎたのがファンキーダンスだと思います。ファンキーダンスはまあ、皆に振付を覚えてもらってそれをコンサートで皆で踊ろう、っていう趣旨の企画で、それをMCの時間の半分ぐらいかけて説明してくれるんですけれども、その時の松潤がもうちょっと拘り過ぎて笑ってしまいました。松潤ホント完璧なコンサートがやりたいねんな!って!松潤はペンライトの点滅を調整してもらって、どのペンライトも同じ一定のリズムで点滅するようにしてもらったんだそうです。で、同じタイミングでつけてくれっていうわけなんですよ!ダンスの時に!!
そこまで??そこまで望むのか松潤よ!!という、まあ完璧にやりたい気持ちが暴走している松潤の隣で翔ちゃんが「踊れなくてもいいからね。あと隣で踊ってない人がいても気にしないでね。」ってフォローしてました。そういうフォローができる人間がいるところも嵐だなあ、と思います。
個人的には私はTOKIOのノリ方をはっきり決めないところが好きで、だからこういう宿題の出し方はあんまり…どうかなって思う部分もあります。でも周りの客席が本当に楽しそうにしていたし、パンフレットでもメンバーが「ファンが踊っているのを見て考えた」ってコメントしていたので、多分嵐を好きな人にはいい企画だったんじゃないのかな、と思います。
MCもバラエティ番組を長くやっているだけあって安定していました。爆笑するとかね、笑いすぎて涙が出る*1っていうのはないんですけれども、でもうだうだ長すぎて途中で眠くなる*2わけでもないし、だからといって頑張って盛り上げてる*3わけでもないし、普通に話していてそれがちゃんとファンじゃない人も楽しんで聞ける、というのはコンサートのMCとしては大事な事だと思います。
とにかくジャニーズのコンサートで感じる「コンサートってこんなに色々出来るんだなあ」という感動がまた生まれて、多分演出というものをどう考えるかによると思うんですが、もうホントに、コンサートそのものとして素晴らしかったと思います。すごくいい機会をいただいたし、貴重な体験をさせてもらったと思います。
ただ、次の機会があったら…どうなんでしょうね…どうするんでしょうね。もう一度見てみたい気もします、まあチケットが取れたら!の話ですけれどもね!!

*1:というグループもいる

*2:というグループもいる

*3:まだまだ若いからね