20th Anniversarey Live Tour HEART 武道館2日目(2014年11月2日 オーラス)
今回ライブ仲間が欠席なので一人参戦でした。早朝車で出発して神戸空港から朝7時過ぎの飛行機に乗って羽田へ。3日が月初一発目の仕事という事もあり、一泊するものの次の日の早朝には神戸行きの飛行機に乗るという、ほぼ日帰りの強行日程です。羽田で事前に決めていた土産を購入し、そのままバスに乗り込みホテルへ向かい荷物を預けて武道館へ直行!前日からグッズ売り場に行列が出来ていると聞いていたので様子見です。武道館に着いた時点で11時だったのですが、既に売り場の前には列が!とは言え自分がその列に加われるかというとまったくそんな事はなく…というか半分クタクタだったのでそのまま昼食に向かいました。
昼食を食べる場所も全く決めていなかったのですが、決めていても無理だったと思います。もう歩く気力もあんまりありませんでした。なので近くのカフェクリエで明太子パスタとアイスティーを食べてひとごこちついていました。前にはなぜかスーツ姿に嵐のツアーバッグ(何年か前の)を持った若い女性が「長瀬君がかっこいい」という話をしているのが聞こえました。この娘さんたちは何しにここへ??と疑問に思っていたのですが、後でわかったのですが会場スタッフの方でした。
その後もう一度武道館に戻ってグッズの列に並び、そんなに待つこともなく目的のヘッドフォンとツアーTシャツを購入しました。実は途中で石川で購入したバングルペンライトを忘れたことに気づいていたのですが、今までずっと無しで来ていたのでまあいいか…と購入はしませんでした。
ところでグッズの列に並んでいる時に壁の向こうからリハーサル中の音が漏れ聞こえてきていたのですが、待ってる途中も尋常ではない音量でリハーサルの状況が漏れ聞こえてきました。昔Kinkiのライブでも音漏れが聞こえてきたことがあったのですが、そんな音量ではありませんでした。もう一曲一曲丸々聞こえてくるぐらい!!すごいよ?!待ち時間がこんなに楽しいことないよ?!というぐらいでした。
その後ツイッターでフォローさせていただいている方二人とお会いできることとなり、少しお話させていただいたり*1、またちょっとしたプレゼントを!いただいたりしまして、開場入りしました。中はもう熱気がつわたってきました。石川のときもそうでしたが、開演前の場内では20年間のシングル曲がジャケット画像付で流れていました。石川ではジャケットの画像と曲があってなかったのですが、武道館までに修正されたようです。ツアーTシャツに着替え、ボーっと待っていました。席は2階のど真ん中でしたが、通路の後ろだったのですごく良く見えました。
ここからは長いので畳みます。
暗いステージにメンバーがひとりずつそっと立って静かに始まるYesterday'sにぐっと涙が出てきそうになりました。10周年にみんな湧き上がったあのステージを思い出しました。そこからまた10年経って今、全く違うライブが出来上がっている。10年前、私はオーラスには参加出来なくて、大阪が精一杯でした。あの時「20周年のオーラスには絶対参加したい!」と思っていました。そして今その20周年のオーラスの武道館にいるんだ…それまでの自分の事、TOKIOの道程、そう思うとなんだかもうとても胸が熱くて仕方ありませんでした。
私が始めてライブに参加したのは、2003年のgliderツアーからでした。当時はダンスやソロがあったり、舞台も花道やリフトも多様して、ジャニーズらしい「ファンの近くへ行く」演出を行っていました。それがダンスを無くし、個々のコーナー割を無くし、花道を減らし、動くというよりも聴かせる演出が増えてきました。バックにつくのが踊るジャニーズJr.ではなく演奏に厚みを加えるホーンやストリングスセクションになり、舞台セットもずいぶんシンプルになりました。ジャニーズ特有の豪華なオープニングからメンバーが登場するような演出を無くし、バンドらしい登場の仕方を行うようになりました。以前はすかすかに感じた演奏がぐっと厚みを持ち、ボーカルやコーラスに安定感と存在感が出てきて、それがこの20周年という節目でひとつの完成を見たような気がしました。このアニバーサリーライブの武道館公演は集大成とも言える派手な演出もあり、床にアクリル板を敷いて映像を写したり、舞台にポールをいくつも刺して光を入れて華やかさを出したり、また大きなモニターも複数使用して、ここ何年か行ってきたライブとは一味違う華やかさが表に出ていたと思います。しかしこの派手な舞台に演奏が一切負けていなかったのが今回一番「すごいなあ…ここまできたんだなあ…」と思える部分だったと思います。
そしてこの20周年ライブのオーラスで見たTOKIOはひたすら格好良かった!今まで何度も見た姿です。このライブまでいろんなところで彼らを見ました、でも武道館で見たTOKIOは「あれ?こんなに格好よかったっけ??」と思うほどでした。とにかくキラキラしていました。こんなに輝いている彼らを見たのは初めてのような気がしました。特にびっくりしたのがリーダーで、石川で見たときあのギンギラジャケットに若干引いたんですね。でも武道館で見たギンギラジャケットがもうすごいかっこよかった!正直「え?なんでかっこいいの??全然違うやん!」と戸惑うほどでした。
MCのTOKIOカルトクイズでは読売テレビの水トアナがきてくれていました。水トアナかわいかったなあ。クイズの内容はリーダーの写真の若い順…でした…。オーラスでこのクイズもラストなので豪華景品(笑)があたるとのこと。でも誰も当てられなかった…リーダーですら…自分の写真やのになんでや?私も全部当てられなかったのですが、あそこまでみんながわからないのが不思議でした。結果として微妙に当てていた長瀬がポイントを勝ち取って豪華景品を貰っていました。黒のバスローブでした。広げて違う俳優みたい、というあたりがTOKIOやなあと思いました。
あと雑談のあたりではかなりメディアに気を使った感じで(苦笑)、24時間マラソンの話をしていました。リーダーが泣かなかったことに触れて(たのは太一だったのか誰だったのか)、そのときにリーダーが「その前に泣きたくなることがあって…」と二子玉川の休憩所でカメラが動いていない時に突然山口君がやってきてくれた事を話していました。山口君はテレビを見ながら自分の経験上「あそこで一番きつくなるだろう」と思ってプライベートで車を出してやってきてくれたんだそうです。これはホントにすごいエピソードだなあ…と思いました。やっぱり山口くんとリーダーの絆の強さを感じました。
曲は本当に盛りだくさんで、以前リーダーがコラムで言ったように前菜もスープもなくひたすらメインの曲がずーっと続きます。メインメインちょっと休んでワイン、またメインメイン、みたいな感じ。10周年の時のようなメドレーはありませんでしたが、何せファンが好きな曲が次々演奏されるのですごく贅沢でした。もちろん私の一押しばかりではないのですが、思いのほかうれしかったのが「自分のために」でした。以前はそこまでいい曲だと思っていなかったんですけど、このベストに選ばれるだけあったなあ、と思いました。リリックの前のギターセッションやJuliaのイントロのギターのかっこよさには感動しました。ギタリストのリーダーはやっぱりかっこいい!
アンビからソニドラの流れはがんがん飛び跳ねました。その後長瀬のMCが入ってHEART。この曲はホント胸に来ました。今でも聴くとライブのことを思い出します。長瀬のTOKIOに対する思い、私たちファンに対する思い、いろんなものが詰まっている、ファンにとってこれほどまで素敵な曲はなかなかないなあ、と思いました。この後のアンコールでは後輩くんがたくさんきました。私が見た中では生田君がすごい盛り上がっていてものすごい飛び跳ねていて、大好き!って思いました。最後に物まねもしてくれちゃうしね、あんなサービス精神のある子はなかなかおりませんね。他の後輩君もたくさん盛り上げてくれていました。私は正直TOKIOとファンとサポートメンバーだけで終えたい気持ちもありましたけれども、でも長瀬が呼んだんだから仕方ないね。
そうそうサポートメンバーのことも書かなければ…やっぱりヅッキーホーンが良かったですよねえ。盛り上げる上にジャニーズジュニア張りにステップも踏んでくれるんですよ!そうかと思うと「君を想うとき」ではそっとやってきてラストにコルネットを高々を吹き上げるのです。TOKIOのライブではすごく効果的な音の入り方をする曲のアレンジがありますけど、今回のライブにおけるホーンのキモは君を想うときの大さびのコルネットでした。すごく美しい、感動的な音色だったとおもいます。正直、ヅッキーさんがいなくなったらTOKIOの音はどうなるのだろう…とおもっていた時もありました。ヅッキーさんの存在が大きすぎて、いなくなったらなあなあになっちゃうんじゃないか、なんてことをおもっていましたがそんな事は全くなかったです。TOKIOもヅッキーホーンもヅッキーさんの精神をちゃんと受け継いで進化しているんだなあ、と思えてすごくうれしかったです。
JUMBOが終わって後輩が去った後は城島SONGのサプライズ。歌の最後のところでおめでとー!っていうやつ。観客は城島SONGでサプライズあるよってチラシが入っていたので垂れ幕が下りてきたときも、あーきたきた、という感じだったのですが、メンバーは全く見えていない感じでした。私としてはライブで行うことが本人不在で決められてるというのがすごい不思議やなあって思って、でもこの20周年の節目のライブを盛り上げるためにスタッフであったり事務所であったりが影でがんばっていただいているんだなあ、と思うとすごいことだと思います。垂れ幕がちゃんと下りてこなくてメンバーで色々試行錯誤するっていうのがTOKIOらしくていいですね。
その後ダブルアンコールでは、通常通りリーダーが一本締めで終わろうとするところをブーイング。そりゃ20周年のオーラスをいつもどおりに終わらすなんて、こっちは考えていませんでしたから!そんな事あるなんて考えておりませんでしたから!私ももちろんえー!!って叫びましたよ。そしたらカラオケでLOVE YOU ONLY…。まあ松岡があんなに陶酔して歌う姿を見るのは久々ですからいいのですが、カラオケってさ…昔良くお茶を濁したパターンじゃないですか…そんなもので終わられても困ります!というわけでその後一本締めで締めようとするリーダーにまたブーイング。
リーダーは本当にしつこく!本当にしつこく!!ここで終わらそうとしておりましたけど…
こっちも負けてられませんから!!!
というわけで結果客席の押しに負けてラブホリを演奏してくれました!
まあホンマは別の曲とかがよかったんですけど…むしろ「こころ」で終わっていただいてもよかったんですけど、でも客席の大半がノリノリ希望やったしな…私もあそこではノリノリのほうがよかったしな…。
まあこっちも溜飲が降りたところで、リーダーの一本締めもきれいに決まりました。これで終われて本当によかったです!
また次の10年後までファンとしてがんばっていけるんじゃないかと思います。本当に良いライブでした!
セットリスト
- Yesterday's
- Future
- 花唄
- LOVE,HOLIDAY
- LOVE YOU ONLY
- 雨傘
- 路傍の花
- 君を想うとき
- スベキコト
- 僕の恋愛事情と台所事情
- MC
- Cadence(リーダー、太一、長瀬のみ)
- Symphonic
- 宙船
- リリック
- AMBITIOUS JAPAN!
- Julia
- 自分のために
- SONIC DRIVE!
- HEART
アンコール
- JUMBO(後輩参加)
- 城島ソング(サプライズあり)
ダブルアンコール
- LOVE YOU ONLY(ダブルアンコールで一本締めブーイング後、カラオケ、松岡ショー)
- LOVE,HOLIDAY(またも一本締めブーイング後、演奏込み)
*1:ホントはもっとたくさんお話できたらよかったんですけど、短い時間でしたがありがとうございました!