よしながふみ「きのう何食べた？」5巻

きのう何食べた?(5) (モーニング KC)

実は先日作ったパウンドケーキはシロさんのバナナパウンドケーキでした。このバナナパウンドケーキを作った後で同作者の作品である「フラワー・オブ・ライフ」のかぼちゃパウンドケーキも作ってみようかなあ、と思ったらこっちはホットケーキミックスではなく小麦粉からのレシピでした。ベーキングパウダーはうちにもないので無理ですね。
ここで「さすがよしながふみだなあ」と思うのは同じパウンドケーキでもさくらの作り方とシロさんの作り方がキャラクターにそって違うところです。シロさんの手間を省いたレシピを使いながらもオーブンの調整をしつつ基礎を外さない作り方と、さくらの何度も作っているであろう経験者らしい大雑把な作り方は両方とも彼ららしく、対比するととても面白いです。
もうひとつ、実はパウンドケーキ、あの写真の前に2回失敗しています。
一回目は卵を室温に戻していなくてバターと分離してかっちかちのケーキになってしまいました。2回目もちょっとバターと卵が分離しました。冷蔵庫から出してどれくらいで室温に戻るかわからなくてやっぱりちょっと冷え冷えだったのと、3回に分けて入れてしまえ！と3回目の卵がどばっと入ってしまったからでした。あとどうもうちのオーブンレンジの熱量がちょっと大きいらしく、180度で焼いていると15分で表面が焦げてきて、30分経つ頃には底にも焦げてきてオーブンから漂ってくる匂いが焦げ臭くなるんですよね。あの写真はまだましなほうです。
パウンドケーキを作るときの、砂糖とバターと卵が分離せずきちんと混ざるときは感動です。ちょっとクリーム色っぽい生地がもったりふわっと持ち上がってきておおお…！ってなります。この瞬間が好きで何度も焼きたくなります。
でもそうしょっちゅう食べれきれるものでもないのが辛いですね(苦笑)。でも今度はもっと綺麗なケーキにしたいです。もうちょっとで出来そうな気がするんですよ！！