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リーディングを辞めた理由について

カードリーディングは数年前にやめてしまったのですが、解析をチェックすると今でもオラクルカードについて検索で来られる方がいるので理由を書いておこう、とずっと思っていました。これを機会に書いておきます。
本当は削除すればよいのですが、そうやって自分の履歴を消すのは好きではないので、理由を書いてこのカテゴリの最後の記事にしたいと思います。
まずやめてから気付いた事ですが、カードリーディングを始めた頃の私は相当切羽詰っていました。自分の人生のあり方にも悩んでいたし、でも「誰か」に相談したくなかった。特に身近な人間には相談したくありませんでした。占い師やカウンセラーに相談してみようかとも考えましたが、それもやはり嫌でした。人間にはその人それぞれの道徳観、人生観があるからです。とにかく自分の考えをもっている「人間」に、自分の考えを一方から判断して何かを決められたくなかったのです。当時の私はかなりの人間不信に陥っていました。
でも自分の中ではどうすることも出来なくて、その中で出会ったのがカードリーディングでした。自分でカードを引くなら誰かに何かを言われることもありません。引き出されたカードは無作為で、だからこそカードの言葉を信じることができたのだと思います。
多分私は何かに依存したかったのだと思います、でも人には依存したくなかった。そしてその対象として選ばれたのがオラクルカードでした。
そんなカードリーディングをやめたのは2012年の元旦ことでした。
私は一人きりで今の家に居ました。元旦の朝にふとカードの入っている袋を見て「もう、いいな」と思いました。もうカードに頼らず、自分の事は自分で決めよう、と思いました。この1、2年はいろんな事があって何度も迷うことがあって、もちろんカードに悩みを聞くことも沢山ありました。
でもこの期間中、日々のカードを捲りながら感じたのは、今の選択が誰かに促されたものだとしても、促されることを決めたのは自分だということでした。
それで今までカードというものに色々選んでもらっているように思っていたけれども、そうじゃないんだ、カードが出た結果をどう行動に移すかは私が決めることなんだ、と気付きました。
そしてもう、カードを媒体にして自分の事を考えるのはやめよう、と思ったのでした。
その後他人の善意にも触れることが増え、信頼できる人に相談することも出来るようになりました。相談して、それが私の望んだ答えじゃなくても、それもひとつの意見として受け入れるようになりました。
多分カードリーディングをしている人たちと、私のリーディングは、目的もやり方も全く違うものだったと思います。それでもオラクルカードに出会ったのは良い経験だったと思います。自分の心の内側に理性を持って目を向けることが出来たのは、多分カードのお陰です。
でももう触れることはないでしょう。