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性的被害にあった女性を非難する言動について

今回の件は会見も少し見せてもらい、なんというか情けないような悲しいような泣きたい気持ちがあるわけですけれども、その中で気になったことについて文章にしたいと思います。
今回被害にあった女性に対して非難する言動がWEBでは多く見られています。夜遅くに呼び出されて断らずに自宅に出向いたことを軽率な行動だとか、俗にいうハニートラップだったのではないかという発言があります。示談になったのに公になったことが、彼女や彼女の家族の問題のように言われている方もいます。また、個人を特定したいと望む人もいる。
しかし、もし彼女が本当に傷ついていたらそんなことが言えるのでしょうか?
もし逃げるようにトイレに駆け込んで親に電話をした、という話が本当なら、かなり傷ついていた筈です。
親でもおかしくない年齢の彼を本当に信頼していたのかもしれませんし、それでも何か誤解を受けたら、と友人を連れてきていたのかもしれません。彼は酔って覚えていないかもしれませんが、もっとひどい、断れない事情を突き付けたのかもしれません。
そして彼女自身、彼の家に行ってしまった事に後悔の気持ちを抱えて苦しんでいるかもしれません。彼から受けた行為と、自分の行動の罪悪感で重く苦しんでいる*1のかもしれない。
また知名度もありイメージ的にも非常に高感度の高い大先輩にあたる人を訴えることは、かなり勇気のいることだったとも思います。なぜならこういう事もあるからです。
その知識、本当に正しいですか?
もちろん、被害女性がなにかしら誇張している可能性もないわけではありません。でもそのわからない過程で第三者が彼女を勝手に非難をするということは、それはあまりにも軽率で、乱暴な意見であると思うのです。

*1:性的被害者は自分を責めることが多いと私は思います。