ちえこ風呂具

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くるみやのシフォンケーキ

クララ白書〈1〉 (コバルト文庫)

クララ白書〈1〉 (コバルト文庫)

くるみやと言えば氷室冴子クララ白書アグネス白書です。そしてクララ白書と言えば札幌の女子校が舞台の物語です。でも札幌が舞台のこの物語によく登場する「くるみやのシフォンケーキ」のくるみやは、兵庫県明石市に本店があります。
私は元々兵庫県民ではなかったので、「くるみや」は小説のなかのお店、というイメージがありました。なので明石のステーションプラザにてこのお店を見かけた時は驚きました。
え?あれ??くるみや??くるみやってあのくるみや??
という感じです。正直同じ名前の別のお店かとも思っていました。シフォンケーキも…まあケーキやさんにはあるものですし、普通に考えると札幌が舞台のお話に出てくるお店がこんな西にあるとは思いません。それも非常に素朴な、そんな遠方に支店を構えるような立派な感じじゃないんですよ?
なのでしばらく疑問の種だけで留まっていたのですが、今回近所のデパートのフェアに出店していたので購入して食べてみました。
シフォンケーキというにはしっとりふんわりすぎるスポンジにこってり生クリームが塗られています。ただそれだけです。でもこのスポンジと生クリームがすんごく美味しいのです。特に生クリームが!こってりしてるのにあっさりしてるのです。不思議なのです〜。

ああ、しーのが食べてたシフォンケーキはこんな味だったのかー、と思うと感動もひとしおです。




ところで、作家氷室冴子が今年の6月に亡くなったという事を、今日はじめて知りました。
実は私が少女小説というものを始めて手に取ったのが氷室冴子の「シンデレラ迷宮」でした。少女小説を読む楽しみを教えてくれた作家が亡くなられたというのは、私にとって非常に残念で仕方ありません。
まさかこんなところで知る事になるとは思いもしませんでした。ここに深くご冥福をお祈りいたします。