ちえこ風呂具

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NHK杯に見る浅田選手の選択について

NHK杯はなんとか女子シングルだけは全部見れました。刈谷さんしゃべりすぎです。しゃべりすぎで演技が終わってしまいそうになってたのがすごい…。八木沼さんも結構しゃべるほうですけど、その八木沼さんのコメントさえぎってしゃべってる時があってホンマしゃべりすぎやと思いました。もうちょっと簡潔に話して欲しい。
という話は置いといて、浅田選手はフリーでの3Aを今回は回避してきましたね。私は今回の浅田選手が始まる前のインタビューで「3Aを演技の一つの要素として考える」という事を言っていたことが印象的でした。
それを聞いて私は、ああ、彼女自身も一つのジャンプを演技の要素として考えられないほど3Aに今まで捕らわれていたのだなあ、と思いました。
3Aは難度の高いジャンプの一つですし、きちんと決めれば点数も大きいです。尚且つ女子選手では浅田選手以外ほぼ認定されていませんから、必殺技のようなジャンプと思われても仕方ない事なのかもしれません。でもジャンプというのは演技の一要素なんですよね。それをマスコミもファンも大半が忘れているような気がしてなりません。そしてそれが今までの浅田選手を縛っていたような気がします。その縛りを外してくれた佐藤両コーチに感謝したいです。
3Aの事で、もう一つ印象的だったのは彼女の細さでした。あの細さが3Aを跳ぶために犠牲にしているものなんだろうなあ、と思ったらなんとも切ない気持ちになってしまいました。彼女が元気で頑張れているならそれでいいのですし、挑戦するかしないかは彼女の選択でしかないので、それを完全第3者の私が否定する気はさらさらありません。でもできるなら、周囲が3Aだけに期待を寄せるような発言は避けて欲しいかもなあ、と思います。前人未到の事に挑戦する選手に思い入れを寄せるのはいいんですけど、寄せすぎるのも問題だなあ、と思います。出来ても出来なくても、結果が振るわなくても彼女の努力に目を向けて欲しい、そう願います。
もちろん、他の選手に対しても、です。みんな頑張ってるんですもん!