ちえこ風呂具

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製造業で働いている人間から見て

うろうろしていてたまたま見つけた記事について
「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記
ブルーカラーに比べてホワイトカラーの生産性の概念が欠如している、というような事を書かれていたので製造業に努めている立場からちょっと思ったことを。
確かにホワイトカラーに比べればコストの問題は出てくるけれども、生産性がきちんと根付いているかっていうとそうでもないよなあ…というのが製造業の事務をしていて思う事です。うちの職場で「コストを下げる」が自分の仕事に繋がっている、という意識で仕事をしているのは中間管理職から上のラインで、でも100人クラスの中小だと末端まで意識していかないとやっぱりコスト削減には追い付かない。
というか「コストを下げる」イコール「利益があがる」イコール「自分たちの給料があがる」という教育が全く出来てない…んだよなあ…。私はこれは厳しい中で働くものの「希望」であったりある意味「飴」の部分だと思うけれども、正直うちの主任と話していても「今現在の給料があがる」事が飴で、飴を与えるのは「経営者」でしかない、という認識であったりするし。でも自分達が利益を上げる事で最終的に給料が上がる、という認識がないと「今日残業をして自分の給料を増やす」という方向に向かって行って、結局利益があがらないままただ鞭打つようにサービス残業が増えて不満に繋がってやる気を失って…っていう悪循環になっていくと思うんだけどなあ。ああでも一事務員に会社全体に意見できる機会もほぼなく…というそんな状況…。
つかそんな状況で不況で社長は人だけ減らしていくので私も総務の効率化を考える事でいっぱいいっぱいだったりします…。