ちえこ風呂具

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情報の扱い方について

えーと、ここ最近ネットでの情報収集のあり方を考える事が増えました。テレビや新聞の報道が信頼できなくなったりしてる人も増えて、ネットでの情報を重用する人も増えてきたと思います。でも、反対にネットでの情報に振り回される人も増えたように思います。
新聞やテレビといったマスコミには利害関係が必ずあるので、情報に偏りがあります。しかし反対にネットが純粋な情報だけを流しているかといえば、そんなことはありません。ネットで情報を流す人の間にも利益を求めて、事実とは違う情報を流したり、悪意のある情報を敢えて流すネガティブコミュニケーションというのが必ずあるからです。
ここ数年はステルスマーケティングという、一般人のブログでの口コミ効果を狙った宣伝方法が出てきて、インターネットでの口コミ効果は得られにくくなりました。ブログのキーワード検索でも、単純なキーワードではおかしなブログが引っかかり、必要な情報が収集しづらくなってしまいました。最近ではネットでの情報の取捨選択に時間がかかり、時間を無駄に過ごすことも増えたように思います。
そんな中、今現在の私の情報を得る方法は

  1. テレビのニュース番組を見て日々のニュースをチェックする
  2. 気になるニュース、疑問があるニュースは新聞の記事を読む
  3. もっと詳しい情報などがほしい場合は、当事者に近いブログ等を探す

という感じになっています。うちは朝からニュース番組をNHK読売テレビの順番に見ています。NHKは、まあこれは叔父が見ているからですが、読売テレビは朝のニュース番組、す・またん!が読売新聞以外の各紙の記事を比べて見せてくれるからです。朝日新聞はこんな主張で読売は、毎日は、…とやってくれるんですが、日経まで抑えてくれるのがありがたいんです。
つまり私がテレビのニュース番組を見るのは、リアルタイムのニュースと新聞各紙がどういう論調で大きなニュースをとり上げているのかをチェックするためです。以前の職場では職場に各紙そろっていたのでそういう事は自分でできていたんですが、今は経済的にも時間的にも無理なので、こういうテレビを利用しています。その中で「私はこっちの主張に近いな…」と自分の主義を確認したり、おかしいなー、なんか全体的に選び方が偏ってるなーと思ったら新聞を詳しく読んだり、ネットで調べたりするわけです。
ネットで調べるのは主に普段読めない朝日、毎日の記事をチェックと、地元系、外国系のニュースについては在住されてる方のブログです。特にアジア系は文化の違いなどの関係で、国内の論調などでは見えない部分があるので、やっぱりそこで住まれてる方の方がリアルな状況を知っているだろう、と思うからです。あと歴史や化学、スポーツなど専門家の知識が必要な場合も、専門の方の意見が書かれているネットの記事をチェックしたり、場合によっては書籍を購入することも(まああまりないですが)あります。
ツイッターは芸能関係の情報収集で使います。TOKIO関連は特にオフィシャルの情報が遅いので、情報を流してくれるアカウントをフォローしています。ゴシップを扱わない、あくまで雑誌やテレビ放送の予定などを流してくれるアカウントです。
こう考えると私にとってニュースの基本は新聞です。なぜ新聞かというと、新聞が一番ニュートラルに読めるからです。テレビだと口調や周囲の空気感に流される事がありますし、各局のニュースを順番に見るのは時間がかかります。ネットは自分の知りたい情報に偏りやすいですし、多方面…と思ってもうまく見つけられない事もあります。新聞は気になるニュースを多方面で見やすいです。各紙の主張にばらつきがあるので、両極の意見を知りやすいんですね。ネットでも見れますし、手早く今の情勢を知るのに新聞ほど手軽なものはない、と思っています。
デマ記事もないわけではないですが、情報の確認は一番慎重に行っているのが新聞だと思います。特に今回の明雄さんの訃報に関して言うならば、ツイッターやまとめニュースサイトでは誤報の可能性もありますが、一般紙が死亡に関する情報をきちんとした確認もせず記事にあげるような、そこまで無責任な事はしません。そういう意味で事実を知るのに一番信頼性が高いのは新聞だと思います
新聞に多く見えるのはデマではなくミスリードです。でも各紙をまんべんなく読めば、多少その誤差を埋める事が出来るのではないかと思います。政治的な部分で言うならば、各紙の主義をわかっていればニュースを見ても「ん???どうもこっちに引き寄せようとしているな??」「どうもこの主張をしたいみたいだぞ??」となんとなーく各紙の意図が見えてきたりもします。
そういう情報の中で、記事の中にある事実を確かめ、主張を感じて自分の意見がどこにあるのかを把握し、発言していく内容を考える、それが情報リテラシーだと私は思います。
私は「公平で正しい情報」というのは世の中においてごく僅かだと思います。「正義の反対は悪ではなく、別の正義である」という言葉があります。私はこの言葉が好きです。こちらから見える正義が、向こうから見ると悪に見える事があるからです。
ですから「正しい情報」を求めるより、たくさんの情報を得てその中から「自分の正しい事とは何か」を考えるのが、情報における一番より良い扱い方ではないかと思います。