ちえこ風呂具

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花は咲く秋編「ふるさとに咲け、未来のなでしこ」

福島県富岡高校の女子サッカー部の映像に、リーダーがナレーションをしていました。リーダーは長台詞はっきり話すのが得意ではなく、噛むことが多いのでナレーター向きのタレントではないと思いますが、NHKでは民謡魂でもこういう仕事をさせてもらってますね。今回は福島県の内容ということで地域性もあったのだと思いますが、それと同時に声が印象的だからかもしれない、とたまに思います。リーダーの声、特に低音は不思議な響き方をしますよね。イケメン声とか私はよく言いますけれども、本当にいい声だと思います。もしかしたら滑舌がよくない理由もこの響き方にあるのかもしれません。でもマイクのお陰かもしれない(笑)。
サッカーでは県内でも強豪と言われ沢山の部員がいた富岡高校が、震災と原発による被害の影響でサッカーの出来る環境が大きくかわり、部員も減り、でもそのなかで残された部員達が全国大会に挑戦する、という話でした。使えなくなった寮の代わりに旅館を間借りし、仮住まいの校舎で授業を受け、小さなグラウンドはいつも使えないので車で1時間かかる公営のグラウンドを借りて、それでも明るくサッカーに打ち込む女子高生の表情ははつらつとしていてとても美しかったです。
富岡高校は再来年には休校になるとの事で新入生はいません。その代わりにチームに広野町からふたば未来学園高校の1年生が2名、入っていました。このような状況だと来年の彼女達がどういうサッカーをしていくのか、サッカーそのものをしていけるのか、見ている側としては気になるところではあります。
が、しかしこういう内容を疑問で締めずに感情的な映像風景で終わらすところがNHKらしいなあ、と思います。できることならば来年も彼女達を追っていって欲しいと思います。