ちえこ風呂具

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「3月のライオン」を見てきた話

えーと、実のところ、結婚相手とは趣味が合うようで微妙に合いません。お互いオタク(そう、相手はオタクなのです。図らずも。)なのに、ジャンルが違うんですよね。まじでね…読む本も違えば見るものも違う。熱意の向けるところが微妙に違う。そう、私がミュージカルの「レ・ミゼラブル」が好きだといえば、相手は原作本しか読んでません*1という。私が上橋菜穂子守り人シリーズが原作から好きで今ドラマを見ているといえば相手は獣の奏者のアニメしか見てないとかいう*2…そんな微妙にかみ合わない二人なわけですが、今のところ唯一かみ合ったのが「3月のライオン」でした。
そう!私は原作から入ってちょこっとだけアニメ見てて、相手はアニメも見てて原作も読んでる!そう!キャラクターやストーリーの話ができる!!
ので今日一緒に見に行ってきたわけですよ。
結論としては
すごく良くできている!!
作品でした。ストーリーの進み具合も、エピソードの選択も、役者の選択とてもうまい、なおかつ空気感も原作好きとしてよく出ている、そういう作品でした。やっぱり桐山に神木君はぴったりですよね。で、豊川さんもすごく良い。幸田八段はもうちょっと枯れててもいい具合のキャラクターですが、でも豊川さんの雰囲気はすごく良かった。もちろん島田さん役の佐々木蔵之介さんもですね、うわもうこの人しかいないー!と思うような島田さん感がありました。
あと特筆すべきは宗谷名人ですよね。正直漫画の宗谷名人ってもっとなんというか、少年みたいなキャラクターだと思っていたので、まさか加瀬亮をもってくるとは思いませんでした。でもなんだろう…あのキャラクターが濃い中、漫画のような役者さんの中で、ただ一人現役棋士のような空気感を持った加瀬さんの存在はすごく、ある意味すごくこの映画の世界観からズレていて、それが宗谷らしさになっていた気がしました。多分後編に土橋さんが出てくることはないと思うんですが、この宗谷名人と相対する土橋さんというのはどういう役者さんになるんだろう…と正直思いました。
後半の予告を見て、そこまで進むか!!な驚きがありましたが、とても気になりました。まさかの4月公開ってあんたそれひどいんちゃう?なんで夏にしてくれへん?っていう私にとっての日程ですが、まあ見にいっておきたい映画になりました。

*1:一応私も原作は読んでますが…うん…そういう事じゃないんだ。

*2:ちなみに私は獣の奏者は原作のみ…というかアニメを途中まで見て、我慢できなくて原作読み始めてしまった人。