オノ・ナツメ『GENTE〜リストランテの人々〜』全3巻

GENTE 1 (Fx COMICS)

リストランテ・パラディーゾの外伝になります。本編より長い外伝…いやいや。
帯の端っこにあったコミックス一覧に「全3巻」と書いてあって、「あ、これで完結やったんだ…」と知りました。2巻のラストがすっきりしていたので、私はてっきり2巻で終わりかなーと思ってたんですけど、3巻まで楽しめて良かったです。
この外伝では本編の主人公だったクラウディオは少々存在感薄めになっていますが、その他の老眼鏡紳士の魅力万歳で、オヤジ好きにはたまらない作品になっています。この作品を読んで私の中ではルチアーノの株が急上昇！ルチアーノは堅物なキャラクターなんですが、そんな彼が女性に迫られるシーンは非常に色っぽくてメロメロです。彼の首筋がたまらんのです！いつも首筋がすっきり見える襟ぐりの広いシャツを着てるのもクラクラします。でも彼の性格はどこまでもストイックなのです。エロい首とストイックな性格！そしてツンデレなのです！口は悪いけど優しいのです！
あとね、テオの存在も大きかったです。こんな事を何度もいうのもあれですが、いや…テオがさ…なんかさ…松岡っぽいよなー…みたいな…そんな感じで………ホントスイマセンスイマセン！別に外見や性格がそっくりとかそういうのではなくてなんとなく雰囲気で。なんといってもツンデレ*1ですしね。ヴァンナとのやりとりが好きでした。尊敬してたりするんですけど、でもここ一番で素直になれないんですよね。そういうところが私の中の松岡って感じなんだろうな、と思います。というわけでテオも好きです…ちょっと精神的に若すぎますけど。
その他クラウディオの鈍感っぷりを露呈するお話や、さりげなく優しく切ないロレンツォとジジのお話もよかったです。
というかクラウディオは罪すぎる…本当に罪すぎる！！

*1:ルチアーノとは違うタイプのツンデレです