ちえこ風呂具

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事務所の批判をする前に−権利問題を考える−

この記事は今騒がせているSMAPの解散離脱問題に対するものではありません。ただここ数年、良く聞かれるジャニーズ事務所に対する批判について、それは批判する問題なのだろうか…と考えることがあったので、ここで書いておきたいと思います。
それは所属タレントの契約解除後における、映像等の取り扱い方です。
よく批判される内容に、契約解除となった元タレントの映像問題が挙げられます。契約を外れた後、映像が流れない、名前が流れない、このことについて「今まで事務所で頑張ってきたのにいなくなった事のように扱われる、ひどい」とよく言われます。
でも私はそれは本当にひどいのだろうか、と時折考えます。
事務所は、それまでそのタレントの顔を売ったり名前を売ったりする権利を取り扱い、自由に映像を作ったり写真を売ったりして商売をされてきました。けれども所属を離れて売る必要になった肖像権は、本人のもとに返された、と考える事はできないでしょうか?
特に芸能界を離れた方の場合など、その人たちに関しては事務所は何も出来ません。そんな彼らの顔をテレビや雑誌で安易に取り扱ったりして、もしそのことで本人達にトラブルが起きたら、迷惑をかけることが起きたら、そのときは肖像権を違反したとして事務所は責任を取らなくてはなりません。また彼らが何かしらトラブルを犯してしまった場合「元ジャニーズタレント」として事務所が槍玉に上げられます。また、世の中には元ジャニーズタレントという肩書きを利用して利益を上げようという人たちもいます。大量の少年、青年が事務所に入り、また出て行く中、そのようなトラブルに対処していく必要が事務所にあるでしょうか?
また本人もそれを望んでいるでしょうか?芸能人を辞める、もしくはジャニーズ事務所のタレントを辞める決意をして別の道を進んだのに、テレビで自分の顔が映し出されて元タレント、アイドルの扱いを受ける事は迷惑にならないでしょうか?
事務所には事務所の考えがあるのでしょうし、そこには利益主義な部分もないとは考えません。適当でぞんざいなところもあります。
またこのことを美談として事務所を扱うつもりもありません。
それでも私はたまに、ある意味事務所はむしろ、辞めた彼らの権利と今後の未来を「事務所にいなかったことにする」事によって守っているのではないか、と思うときがあるのです。
ということを実は
ずーーーーーーーーっと!!疑問に思っていたので
ここで書いて見ました(笑)
異論は受け付けます。