ちえこ風呂具

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はてな百物語 第十四夜『黒い小人さん』

というものがあるそうなので、霊の所為なのかいまだにわからないけれど、不思議な話を一つしましょう。
それは以前住んでいた家での事です。
ある日の事、窓を開けっぱなしにしていたら、私の目覚まし時計が突風で倒れて足が折れました。しまったなあ、ボンドで付けておかないといけないなあ、と思いつつも、ボンドがないのでしばらく横向きにして放置していたんですよね。
そしたら次の日から私の部屋の時計が狂うようになりました。それも夜中のうちの4時間だけ遅れるという奇妙な狂い方です。最初は「時計が扱けて壊れたんだ」と他の時計を置くと、それも同じようにおかしくなります。そしてそのおかしくなった時計を他の部屋に戻すと、また正常に動き始めるんですよ。
磁場の関係だと父は断言するんですが、よくよく考えてみると真下の母の目覚まし時計は正常に動いています。
「これは黒い小人さんがやってきて時計を4時間戻してるんやでー」と友達と笑いながら、何も考えずにずっとその部屋で寝ていましたが、1階に居るとよく人の足音がしたり、2階はなにもないのに1階だけが雨漏りがする、ちょっと変わった家でした。
そしてこの家を引越しする直前の晩に「おかしな家やったよね」と話をしていたら、2階で「バッターン!」とドアを閉める大きな音がしました。窓を閉め忘れたのかと思って2階に上がったら、窓は雨戸までしっかり閉まっており、なおかつ閉まったはずの2階の唯一の開き戸は、大量の本が入った段ボール箱で閉めるに閉めることができない状況だったという…。
ちなみにその開き戸のあった2階の部屋はもちろん、私の部屋でした。
追記:書きっぱなしで放置していたら、どなたかが十四夜として登録してくださってました。ということでタイトルもつけさせていただきました。でも本人があまり怖がってなかったせいかちっとも怖くないですね*1

*1:と言いつつ霊感のある友人にはいるかどうか確かめられなかった臆病な私。だってさすがに寝るのが怖くなるもんねぇ。