ちえこ風呂具

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チェーンメールがきた。

今朝、知人から1通のメールが来ました。内容はこんなもの。

友達の弟晴君(3才)が『急性リンパ性白血病』になってしまい、16日に昭和医大に入院しました。晴君の血液型RHマイナスBの血液は足りなく、治療を進められない状態です。早急に同型の血液が欲しいのです!職場や親戚の方等で、探していただきたいのです。もし同じ血液型の方がいた場合のやり方としては、普通に街角にある献血所や車で献血をしてもらいます。それが血液を管理する中央部に集まって検査の後、 2、3日くらいで使えるようになるとのこと。 皆さんお忙しい中とは思いますが、どうかご協力よろしくお願いします。

なんかうっかり信用してしまいそうな巧妙なメールだなあ、と思いつつ、事実だったら色んな意味で怖いので一応調べてみました。
なぜ善意のメールは暴走したのか −PRESIDENT Online−
緊急特集:AB型RH(-)献血を求めるメールが起こした問題 −ML weekly−
上記のアドレスは2000年の記事で、この時出廻ったメールは事実だったようです。しかしこの善意のチェーンメールによって医療機関にトラブルが発生した模様です。ちなみに2003年にもこの献血を促すチェーンメールが発生してます。この時はデマだったそうで、日本赤十字のサイトに注意を呼びかけるページ残っています。
B型Rhマイナスの血液に関するチェーンメールについて −日本赤十字社−
そして、今朝はなかったのですが、昭和大学病院も緊急のお知らせが。どんだけ問い合わせが殺到したんだろう…2000年に比べたら少ないだろうけど、想像すると恐ろしい。
こういうメールって頻繁にネットをしているような人間からしたら「なんかこれうさんくさいなあ」って切ってしまえるんだけど、普段携帯でメールぐらいしかしない人たちからしたら、ウソかホントか確かめることも出来ないもんね。そして「本当だったら!」「このメールを送ることで誰かを救えるなら」って色んな人に送っちゃうんですよね。
私の知人もそんな一人で「これ、チェーンメールだから送っちゃだめだよ」って返事したら「そうだったんですか!○○くんから廻ってきたんです」とびっくりしてました。ちなみにこの○○くんも私の知人で、メールを見て私は頭を抱えました。二人ともなんて純真なんだ…!でも信頼できる知人からのメールだとうっかり信じてしまうんだろうなあ。
特に今回のメールには年月を省いて16日に入院したってあるし、今日は21日で微妙に近い。尚且つきちんとした日付じゃないのが慣れない人からすれば信頼性があるように見えるんでしょうね。実は最初にメールを送った日が一昨年の7月だったとしても、メールしかしない人にはそれを確認する術はないわけですから今月の16日に見えちゃうんですね。
尚、RH-の血液は希少なので、赤十字では足りなくなった場合、登録している方に献血を電話などで要請しているそうです。だから同じようなメールを受け取った人は、「本当だったら?!」と心配せずに自分で止めるよう心がけてくださいね。
しかし今度は「骨髄バンクに登録するよう、協力願います」とかいうメールが蔓延するかもしれない…いつまでもメールは続くのかも…。