ちえこ風呂具

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かこさとし「だるまちゃんとてんぐちゃん」

暑いですね。特に妊娠中は汗をかきやすいらしく、びっくりするほど汗をかきます。
暑くてたまらないのでうっかりすると動きたくなくなります。
で、家の中で家事や作業をするのにテンションが上がらない時は、ラジオを聴いています。放送局はもっぱらKISS-FMです。
日曜の午前中に放送しているパナソニック メロディアスライブラリー*1で、このだるまちゃんとてんぐちゃんが紹介されていました。昔読んだ事があって、先日書店で見かけた時は懐かしいなあなどと思っていたのですが、ストーリーなどすっかり忘れていました。でもこの番組での紹介がとてもすばらしくて、作者の加古里子さんのバックグラウンドを含めてとても好きになってしまいました。

だるまちゃんとてんぐちゃん

だるまちゃんとてんぐちゃん

お友達のてんぐちゃんの持ってるものをなんでも欲しがるだるまちゃんはとってもわがままなに見えるのですが、おもしろいなあ、と思うのは、だるまちゃんはてんぐちゃんに「ちょうだい」とは言わないところです。それでお父さんのだるまどんに頼むんですけどもね、でもだるまどんの出してくれたものには納得しないんです。で、結局自分で探し出したりするんです。それはてんぐちゃんの持っているものとは違うんですけど、だるまちゃんにとってはそれが一番なんですね。その独創性と創意工夫の在り方が好きだなあ、と思うと同時に、それをやさしく見守るだるまどんやてんぐちゃんの姿が子どもへの接し方の在り方を示しているように見えて、自分の今後の子育てや人付き合いの在り方もこうありたいものだなあ、と思わされます。
ロディアスライブラリーでは加古さんの子ども時代の父親とのエピソードも紹介されていたんですが、加古さんのお父さんは子煩悩だけれども早合点なところがあって、加古さんが欲しいんじゃないかと思うものはすぐ買って与えてしまうところがあったそうです。でも加古さん自身は作れるんじゃないのかなあ、なんて見ていたものをさっと買い与えられて、泣きたいような怒りたいような、なんとも言えない気持ちになったこともあったそうです。
こういう、親が子どもの先を考えて先走りってしまい、それが子どもが納得しない結論であることは親子関係ではよくある事のように思います。
これは子どもが大人になっても延々と続く事もあって、例えば私と母でも何度となくこのようなやり取りがありました。私の母は私の将来にむちゃな干渉をするタイプではないのですが、それでも大喧嘩をしたりしたこともありますし、困ったなあ、違うんだけどなあ、と思ったことも何度もありました。
特に10年あたりは伯父との関係などで「あんたは我慢ばかりしている、かわいそう」と言われる事がよくあって、でも自分の中では「このような経験も、自分の成長の糧にできる」と前向きに納得して行っていたりしていたのですが、それを「させられている」「我慢ばかりしちゃだめよ」と否定的にとらえられる事がありました。それは心配から来ている言葉で、私を思っての言葉なんでしょうけども、私からすると「そうじゃないんだけどなあ」と何度も首をひねったものでした。
そして大人になるにつれて自分の思いを理性的に話を出来るようになってきたのですが、それでも母が納得しているかというとそうでもなく、こういったやりとりを続ける度に、ああ母と私は違う人間なんだなあ、似ていても全く違う価値観で生きているんだなあ、と思うようになりました。
そして徐々に「私は私の人生を生きるしかない。それには自分の人生の選択は人の言葉に委ねず自分が納得して、責任を持って行わなければならない」と考えるようになりました。
多分今後自分の子と接する時も、きっとこのように子どもから「そうじゃないんだけどなあ」と思われる事や言われる事がたくさんあると思います。その時にやさしく受け止め、見守れる自分でありたいなあ、と思わされた絵本とラジオ番組でした。
ちなみにこの番組では紹介している本をイメージした曲がジャンルを問わず流してくれていて、それはそれでとても良いです。その中でこのだるまちゃんシリーズ50周年記念で作成された「だるまちゃん音頭」が本当にかわいかったです。

*1:TOKYO-FM系列の番組ですね

空飛ぶタイヤ

産休に入ったら見に行こう、と思ってましたがいろいろ機会を逃して今日、見に行ってきました。神戸の映画館は基本火曜がレディースディで本当は昨日一人で見に行こうかなーと思っていたんですが、西宮ガーデンズのTOHOシネマは水曜なので、夫の休みに合わせて行ってきました。
結論として
長瀬かっこよかったな!!
ということで。いや、なんだろう、こういう真面目なキャラクターを演じる長瀬に飢えていたので、今回の作品が見れたのはそれだけで幸せ。
原作は読んでいません。というか映画見てから原作を読もうと思って*1ました。原作を読んでしまうとやっぱり差異を考えてしまうので、一度まっさらな意識で映画を見ておこうと思いました。
で、そんなまっさらな意識で見た今回の作品の感想なんですが、ミステリとして、また人間ドラマとして、企業ものとして、見ごたえがあったと思います。大手企業に対して中小の運送会社がどう立ち向かっていくのか、という部分に関しては、若干ご都合主義的な印象がありましたけれども(実際には運送業者はリコール隠しの発覚までに廃業してますし)、赤松のぎりぎりの苦悩や被害家族の悲しみと怒り、沢田の葛藤から職場への裏切り、巨大企業の保身とずるさなども見ていて面白かったり涙したりしました。
特に営業が辞めたあと、赤松運送の整備課社員が一致団結するところなどは涙止まらず…なんでそこでって感じですけども(苦笑)。
でも被害者が何もわからず赤松を責める気持ちもわかるし、会社を守るために無謀な戦いを続ける社長を責めたくなる営業の気持ちもわかるし、そんな中でどうしようもない非難を受けながらもがくしかない赤松の苦しみが本当に苦しくて。でもその中でも精いっぱいついていこうとする整備課の心意気にうっかり涙止まらなくなっちゃったんですよねえ。
あとは対立関係とのかかわりがもうちょっとわかりやすかったら盛り上がったような気もします。
正直な事を言いますと、見る前までディーンフジオカ演じる沢田か、高橋一生演じる井崎のどちらかがはっきりした悪役じゃないかと思ってたんですよね。まあそこは私がどんだけ宣伝見てへんねんって話ですが(苦笑)、むしろそこ突っ込んだら原作否定にもなりそうなんですけれども、でもそうだったら盛り上がった気がするなーと。
というか沢田がもっと悪役っぽかったらなーとかいやディーンさんはかっこよかったけれども(苦笑)、ちょっと最初から精錬すぎた気がしました。というか本当ならもっと沢田の葛藤が細かく描かれてたら面白かったのかもしれません。そこんとこが残念だったかも?
まあ主人公周辺以外に関しては描ききれない感はありました。でも十分面白かったと思います。やっぱり赤松の正義が報われてよかったな!って思えましたしね。
ちなみに見終わった後は「あーきっとこれからホープ自動車は製造部門から部品を下請けしている子会社とか部品工場とかとの問題がでてきてどこの検査の責任やったんやとかそういうドロドロした話が続くんだろうなあ…」なんてことを思ってました。そう、私の職場が大手製造会社の下請け企業なのでね!部品とか作ってるからね!まあもちろん三菱自動車の下請けちゃうけどね!!

*1:たら夫が帰りに原作本買ってました

来週の水曜から産休

妊娠が発覚した時、私としてはここが辞め時って思っていたし、社長にも退職の話をしていました。元々結婚した時に近場に転職しようって思ってましたし、子育てしながら片道1時間半、1日トータル3時間を通勤時間に費やすのは余りにもロスが多すぎると思ってたし、それで結果時短勤務になってパート扱いで給料が下がるのも意味がないなーと思ってたのです。どうせ働かなあかんねんやったら、近場でフルタイムで働けるところ探した方がええやんって、ホンママジで思ってました。
でも結局退職せず産休と育休を取る事になりました。まあ、あのやっぱりですね、保育所の問題とか産後の当面の収入減の事とか考えたら、出産手当金と育児休業給付金は逃せないという結論が、私の中で出ました。あと来年の決算とか年度の仕事の引継ぎが出来てないのが怖くなったっていう…。というわけで一昨年から希望していた退職がまたずれ込みましたけど、まあそれはそれです。ありがたい事に主任も「貰えるものは貰って、それであかんなってなったら辞めたらいいよ」って言ってくれています。主任にここまで言わせることができただけで今の私には何も言う事はありません。
で、とりあえず今のところ引継ぎ要員の新人さんも二人入ってきています。なんで一人辞めるのに二人かっていうと最初私の退職後の引継ぎ要員の一人に入れていたパートの元同僚がですね、私が妊娠の報告をしてまあ引継ぎ要員として社員の募集をお願いするけど突然全部は出来ないと思うからしばらくちょっと受け持ってねってお願いしましたら、
ちえこさんの仕事はどれも引き継ぎたくない!!
みたいな事言い出したんですよねー…。そこから去年からずっと辞めようと思ってたし辞めるかもしれなお(でも辞める時期は全く決まってない)のに引き継いだら辞めにくくなるからいや!みたいな感じになりまして…。で、二人入れることになったんですよね。
まあそれでも私の体調次第では新しい人が入るのを待ってられないので早めに無理やりこれだけは!という仕事は受け継いでもらったんですけど、あれはもーすごい大変でした…。引継ぎ作業中に「こんなん私が今引き継いでもいつか辞めるし無駄やと思う」「そんな無駄な事せんと早く人入れたほうがいい」とか「このまま(自分が)辞められなくなったら困る」とかいうのを「今だけ!今だけでええねん!私が突然切迫早産とか入院になった時のためだと思って…辞める時には新しい人に渡してもらってええねんから!!」とか説得して無理くりやってもらってた。
あと新入社員が入ったはいいけど3週間で辞められたのもきつかった。2か月半あれば、まあちょっと急ぎ気味になるけど月単位の仕事は復習もできるし大丈夫かなーと思っててんけど、ある日の朝突然主任に「やっぱり向いてないので辞めます。もう今から帰ります」っていってそのまま帰っていった時の衝撃よ…。3週間教えた事が全部無駄になった瞬間のなんとも言えない無力感は忘れられない。
でも結果としてぎりぎりひと月ちょっと前に二人新しい人が来てくれて、なおかつ二人とも能力的には申し分ない(主に理解力の部分で!)しすごく頑張ってくれていて、母親としても先輩で今の私の状況にも理解があって、これはもうほんと!感謝しかない。この二人のおかげで産休を10日遅れでも取れるようになりましたよ!ほんとよかったよー!
あと最低限必要なマニュアル作成がようやくおわります。それから今年から始まった調査票*1の集計手順を伝えて、早めのお中元の発注を後任の方と終わったら
とりあえず休みです!!
あともう三日しかないけども!!

*1:主任が放置してたやつを先週私が内容を読み込んで、集計の仕方をシステム担当にお願いしてレクチャーを受けたやつを今度は後任に伝えるっていう。

戯言が届いた、けども感想以外の話

14日に発送して15日に私の手元に届きました。忙しくて、パッケージを開けて中身を見たのは昨日でした。
ところで初回限定と通常盤の両方が届いたのが初回限定盤の発売中止の次の日ってどういうことでしょうか?
今現在、私の元に販売店である楽天ブックスからの連絡はありません。
今現在の私は公式サイトをほとんどチェックしていない*1ので、昨日たまたまTwitterで特典の情報を検索しなければ販売中止の情報を知る事はもっと遅かったでしょう。なおかつTwitterTOKIOの情報から遠ざかっていた2か月前の私であれば、販売中止の情報を長く知らないままでいたかもしれません。
どういった状況で販売中止になった商品が発送されたのかは知りませんが、私はこの問題に対してわざわざ各販売店に問い合わせて返品処理をしているTOKIOのファンは真面目というか販売・製造側に優しすぎる気がしました。きちんと支払をして購入したものを、不良品ならともかくとして製作者側の都合*2による返品願いに沿って先回りして問い合わせを行うなんて、普通の購入者はしません。レコード会社と販売店の打ち合わせで返品及び交換における一切の処理を販売店が行う事になったのならば、販売店側から購入者に連絡すべきだし、もしそれが出来ないのであればレコード会社であるJ Stormが回収なり交換の対応をすべきだと思うからです。それが製造、販売を行っている企業の正しい姿勢ではないでしょうか?
とどのつまりJ Stormが本気で今回のCDを回収する気があるなら、公式サイトにきちんと交換のお知らせが出るなりJ-Webからなりメールが来るでしょう。
ということでしばらく初回限定盤は我が家で保管しておきます。
販売中止の情報を知る前にもう中身見ちゃったしね!!
この私の中身に関して叫びたい気持ちをどうしてくれるんだよ!!
って感じですよ。

*1:このシングルの情報を知ったのはテレビ及びCD販売店からのダイレクトメールでした

*2:彼が退所になったのは事務所及び本人の都合によるものであり、購入者には全く関係のない事です。

性的被害にあった女性を非難する言動について

今回の件は会見も少し見せてもらい、なんというか情けないような悲しいような泣きたい気持ちがあるわけですけれども、その中で気になったことについて文章にしたいと思います。
今回被害にあった女性に対して非難する言動がWEBでは多く見られています。夜遅くに呼び出されて断らずに自宅に出向いたことを軽率な行動だとか、俗にいうハニートラップだったのではないかという発言があります。示談になったのに公になったことが、彼女や彼女の家族の問題のように言われている方もいます。また、個人を特定したいと望む人もいる。
しかし、もし彼女が本当に傷ついていたらそんなことが言えるのでしょうか?
もし逃げるようにトイレに駆け込んで親に電話をした、という話が本当なら、かなり傷ついていた筈です。
親でもおかしくない年齢の彼を本当に信頼していたのかもしれませんし、それでも何か誤解を受けたら、と友人を連れてきていたのかもしれません。彼は酔って覚えていないかもしれませんが、もっとひどい、断れない事情を突き付けたのかもしれません。
そして彼女自身、彼の家に行ってしまった事に後悔の気持ちを抱えて苦しんでいるかもしれません。彼から受けた行為と、自分の行動の罪悪感で重く苦しんでいる*1のかもしれない。
また知名度もありイメージ的にも非常に高感度の高い大先輩にあたる人を訴えることは、かなり勇気のいることだったとも思います。なぜならこういう事もあるからです。
その知識、本当に正しいですか?
もちろん、被害女性がなにかしら誇張している可能性もないわけではありません。でもそのわからない過程で第三者が彼女を勝手に非難をするということは、それはあまりにも軽率で、乱暴な意見であると思うのです。

*1:性的被害者は自分を責めることが多いと私は思います。

自覚が足りない

アイドルとして
タレントとして
10代の子供たちと接するものとして
40代の男性として
子供を持つ父親として
ただただ自覚の足りない行動をした結果が今彼に起きていて
そのとばっちりを被っている人たちがたくさんいて
これからそのとばっちりを受ける人たちがたくさんいて
傷ついている人がいて
これから傷つく人たちがいて

そのことが私は猛烈に悲しいし悔しい
当たり前の話ではあるけれど、このことがおきる前に大人として避けなければいけないことがたくさんあった。
未成年の異性を個人の部屋に軽々と入れてはいけない。
未成年と飲酒をしてはいけない。
もちろん、酔って前後不覚になってしまうことも、それが原因でおかしなことをしてしまうようなことがあっては絶対にいけない。
子供を持つ身として、想像しなければならない。もし自分の子供や幼い親族にこういった大人が近くにいたら自分がどう感じるのか。自分は平気でいられるのか。
そういった想像力が彼の身に働かなかったことが、私はただ悔しい。

気づいたらリーダーがアートネイチャーのCMに出ていたとか島茂子さんの話とか

家事とかいろいろ忙しくてふと気づくと情報がこぼれがちになってます。
で、先月の話なのですが、いきつけの美容室で「リーダーがアートネイチャーのCMやってるよね」と言われて、え?うっそー?!と驚いてしまいました。
まさかのファンが一般視聴者に情報を教えてもらうという…いいんかいな…。
でもずっとあちこちで物議をかもしていた頭髪問題に対して、ついに企業が動いたか!という感じですね。でも正直CMに起用されてもおでこは別に狭くなってない感じですけども。言われていたのはおでこじゃなかったのかな…??
で、島茂子に関しては、さすがにちゃんと情報を仕入れてました。
え???そこ??!!って感じですけど…!
ほんまにそれでいいの??って感じですけども………!!
でもいろいろ思いをめぐらしてみると、島茂子ってある意味原点回帰ですよね。デビューアルバムでムード歌謡のシェリーアムールを歌っていたリーダーが、24年の時を経てソロデビューする曲が自作の歌謡ロックっていう、ある意味別のところへ進化した感じ。
まあ真面目に考えたらダメだと思うので、楽しんでおきます。
ドラマのほうも見れるといいなー。