手蔦葵「TheRose〜I Love Cinemas〜」と声の在り処
先日TUTAYAで借りました。宮原知子選手のEX曲「Pennies From Heaven」を彼女がカバーしていると知って、じゃあって思って、で、まあ間違って借りてしまったわけです。収録されているのは「Miss AOI - Bonjoir, Paris!」でした。検索しても出てこなかったので多分買えって事なんでしょう。
それにしても手蔦葵の声はすばらしいですね。ささやくような声でも響きがすごくいいんですね。喉を使ってる感じがしない。「Calling You」は息遣いから口の動きがイメージできます。喉を振るわせるというより、お腹の中にスピーカーがついていてそこから音声を流して口先で歌をつけているような感じがします。こういう声ってどういうふうに作られているのかな…とちょっと思ってしまいます。
去年だったでしょうか?読売新聞の日曜版のリレーコラム「味な話」を谷山浩子が担当していた頃がありました。そこで彼女が熱いものも冷たいものも食べられない、という話をしていました。辛いものもダメなんだそうです。食べると喉がダメになって声が出なくなってしまうんだそうで、食べるのが好きな私からしたら想像もつかないような不自由な生活をしてあの永遠に変わらないような声を40年間守ってきているんだなあ、としみじみ感じた事を思い出します。
彼女の声の在り処を知りたい気持ちになる一枚でした。
- アーティスト: 手嶌葵
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2008/03/05
- メディア: CD
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