ちえこ風呂具

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TOKIO10周年記念アルバム『TOK10』感想

ともかく、声を堪能する為の作品です。正直に言っては何だけど、今まで…結構バックに物足りなさを感じる事があったのですよね…。
ギターとドラムは、元々ロックが好きというので色々問題がありまして。特にリーダーのギターって激しいというよりは繊細なので、ハードな曲の時は力足らずに思えた事も少々…。反対に長瀬の場合だと力強いけれどもつたなさが耳について………こんな聴きかたで良く3年もファンをやってきたな…私…。いやでもバラードとかだと全然オッケーだし、全体にハードな曲が少ないからそれほど気には成らない*1んですけれどもね。
と、話しが脱線してしまったんですが、今回は「激しいところはとことん激しく!」「ポップなところはとことんポップに」「メロディアスなものはとことんメロディアスに」という、まあある意味メリハリの利いたというか、バラバラというか(笑)、そんな感じのアルバムです。適材適所ですばらしい方が演奏しているので、ともかくバックで「物足りない…苦しい…」という事がなく、私は声に集中できて結構楽*2でした。いや、偶に別の意味で振りまわされたんですが(苦笑)

  1. 涙くんさよなら
    華やかなアレンジで、オープニングにふさわしいといえるかも。なんかこう、すっごくTOKIOが黒いスーツと蝶ネクタイで赤い絨毯などで並んで歌っているイメージがあるんですが…。それもちょっとチープな感じでね。わりと最初は聴きやすいなあと思いました。何度か聴いているとクドくなってくるんですが。ちなみに2、3コーラスの城島、山口ボーカルがこの曲にはあっている気がします。声質が高くていかにもアイドルって感じが。
  2. ブルドッグ
    ポール・ギルバート君のギターソロが…は置いといて、ハードなのに、随所で女性の歓声やドラなどの効果音とかが入っているのが結構好きです。ちょっとチープな感じでアイドルだー!と、そんな印象がするんですよね。ちなみにこの曲は個人的に長瀬と松岡のボーカルが良かったです。ぐっさんはともかく、太一はキーが少し苦しいような…でもこの2人の「ワオ!」あたりの掛け合いは聴いていて面白かったです。ちなみにラストのリーダーのニッチモサッチモ…は笑うしか…。聞いていると「ウー…ワン!」とか言っているんですよね。そこで思わず噴出してしまう私です。
  3. よろしく哀愁
    うーん…小西アレンジは嫌いじゃないけど、この曲は…難しいですね…。いや、彼のアレンジって聞きやすいんですが、それが反対に安っぽく感じさせるところがあって…あーなんか悪いほうに作用してるなーと。ギターのリフとか、聞いていて面白いんですけどね。長瀬の声もあっさりめで、この曲は私の中でさらっと流されてしまってます。
  4. 抱きしめてTONIGHT
    はい!手を上げて言います!私あんまり好きじゃないんです!何がって、この曲を松岡が歌うのが!これはアルバムの詳細が出た時から言っていたんですが、松岡の声や歌い方はもっとロックな曲が合うと思うんですよ。一部バックサウンドに消されているようにも聞こえますし、またぐっさんが間でボーカルをとっているのも、松岡のクドさが強調されてイマイチ…。
  5. ギンギラギンにさりげなく
    これはともかくタカミー!ありがとー!な曲です。堂本兄弟で長瀬が歌っているのを聴いた時から期待大でした。原曲よりもずっとハードなアレンジなので、ギターとかドラムとか、イントロからわーもう大好きー!なんですが、こういうハードな曲になると一気に長瀬のボーカリストとしての魅力がガッツリ出ていて、それがとっても気持ちいい!そして2コーラスからは太一なのですが、また彼の掠れた声がすっごくセクシーで気気応えがあって、太一の声が好きな人にはたまりません。
  6. 100%…SOかもね!
    この曲は私も確か聴いた記憶があるんですが、思い出せません。そんな感じにアレンジされてます。ギターとヴァイオリンのみでテンポもぐっとスローに落として、非常に切なく、大人な曲に聞こえます。尚且つ太一、リーダーのボーカルが艶っぽくて、またそのセクシーさをかもし出していて、はっきり言ってたまりません。特に1コーラスのサビの太一ボーカル、リーダーコーラスからその艶っぽさがすごく増して、2コーラスのリーダーのボーカルにどかんとやられます。
  7. 気まぐれOne Way Boy
    この曲のみ、私は原曲を知らないのですが、ギターや声が歪んでいて、聴いていてすごく好きです。長瀬のボーカルも、Aメロの太一の声もトーンが低くて、なんか好きすぎてどう言って(書いて)いいかわからない。こっそりとサビのリーダーの上ハモが単色のイメージのするこの曲にもう一つ色を与えているような気がしないでもない!あー言っちゃった!ファンの戯言です、聞き流して下さい。(笑)でもこの声が好きなんだもん。
  8. 君だけに
    前曲までがすごすぎて、というか私の中でヒットしすぎてこの曲は印象薄なんですが、嫌いじゃないです。ただ、この曲のリーダーのボーカルが妙に不安定で気持ち悪いんですよ…。また彼ってばAメロなので余計に最初の印象が悪い…。しかしBメロからは長瀬とぐっさんなので安心します。ぐっさんにはぴったりだよ、もう。
  9. DAYBREAK
    うわーもうANCHA…言うまい…もう何も…!ギンギラギンに続いてタカミーありがとうなのですが、つくづく思うのですが、太一ボーカルが良いのです。で、上ハモは…これはリーダーじゃないのかなー…もしかしたら太一が上ハモとボーカルの両方を撮っている可能性もあるんですけど、とりあえずぐっさんではないような…。で、サビは松岡、長瀬、太一、でやっぱりリーダー?!もしかして女性コーラスの方とか?わ、わかんないよー!でもこの曲は歌よりもバックの方を楽しんでしまいます、私は(ここまで聞いておいて言うか)。
  10. パラダイス銀河
    えーと、オリジナルからしてこの曲は好きじゃなかったせいか思い入れも何も無く、ただ声が聴きやすいなと。リーダーのアイドルボイスを楽めたのでもう私は全然満足。まったくもって思いますが、小西アレンジには上2人の声が似合う。太一の声も甘めでいいですが。
  11. らいおんハート
    最初聴いた時は「なんて豪華なんだ!」と思ったTAKE6のバックコーラスなんですが、TOKIO…負けてる?2コーラスのラストの盛り上がり具合とか、明らかにバックに負けてるよね…。ああでもこれはこれで良いです。何せAメロ太一なので!サビの下ハモが太一なので!これを聴いて「ああやっぱり太一の声にはスローバラードが似合う!」と思いました。もう本当に優しいんですよねぇ。
  12. フラワー
    オリジナルと特に変わらないんですね。一番感想に困ってます。Kinkiボーカルと比べるにもそう変わらないし…うーん…カウコンでKinkiが歌っててもTOKIO版かどうかわからないだろうなあ、きっと。ところで下ハモが太一なのか松岡なのかわからないんですが、誰か教えてください…。
  13. WAになっておどろう
    アレンジは置いて、ともかくぐっさんの声を楽しむための曲です。ここまでそれほどぐっさんの声についての評価をしていませんでしたが、彼はいつでも非常に安定していて、とても安心できるんですよ。彼の柔らかさと力強さが融合した声はいつ聞いても好きなのですが、でもリーダーや太一の時の興奮する歌唱法とはまた違っていて、勢いで書けないのです。でもこうやってソロを聞くと彼の声の完成度はちょっと他のメンバーとは違う気がします。
  14. LOVE YOU ONLY
    最初ラジオで聴いた時は「こんなテンポ落としちゃって!」と文句バリバリだったんですが、通しで聴くと「まさしくTOKIOの曲だ」と思います。観念的な言い方をすると、このCDの中では聴いている側もTOKIOもジェットコースターのようにあっちこっち振りまわされまくったので、色々冒険してきて、また戻ってきたなあという感じです。他の曲に比べるとやはり全然完成度が違うんですが、一緒にするのが間違いですから、TOKIOは今のTOKIOらしい曲で締めてくれただけで充分です。またこの曲一つだけを取っても、落ちついたアレンジで、それにやはりデビュー時に比べると、成長したなあと思えます。

あとは、これからまた10年、20年と頑張って成長していただけたら!着いてこさせていただけたら言う事ないです。20周年記念アルバムを楽しみにしています!!

*1:なぜならロック以外ではそれほどバックに拘りがないから。いいのかそれで…。

*2:まあユニバーサルに移ったあたりのアルバムはからあんまり苦しく思う事はなくなったんですけれども